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 現代語訳本を読んだ。

学問のすすめ―自分の道を自分で切りひらくために学問のすすめ―自分の道を自分で切りひらくために
福沢 諭吉 岬 龍一郎

PHP研究所 2004-05
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 ずっと読まないと、と思っていた本。やはり「さすが」の内容だった。ただこういう本は何度も繰り返して読んで身につけていかないといけない。どんどん忘れっぽくなってるから、繰り返して読んでいかないとならないんだけれども。。。

 明治のこの時期に、多少外国を見てきたからといって、ここまでの洞察ができるってのは、単純にすごいと思った。在野にて国を良くして行けという思想は現代的でもあるし、明治期に言っていることがこの時代に当てはまること自体に驚いた。(現代語訳に誇張があるのかどうかは原本を読まないとわからないけれど)

 あらゆる経営者が薦めるように、一読の価値あり。

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 あまり中身のない本。

金持ちいじめは国を滅ぼす (講談社+α新書)金持ちいじめは国を滅ぼす (講談社+α新書)
三原 淳雄

講談社 2007-08-23
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 証券投資税制は恒久化すべし、という点は賛成。日本人は考えることを止めているんじゃないかというのも同意。ただそれだけの本で、同じことを何度も言っているだけの中身の薄い本。恐らくライターが書き起こしてるんだろうけれども、おかげでとっ散らかった印象の同じことの繰り返しばかり見える。

 未読の人には、貴重な時間は別の本に充てた方がおすすめ。

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 元検事の弁護士の半生を綴ったノンフィクション。

反転―闇社会の守護神と呼ばれて反転―闇社会の守護神と呼ばれて
田中 森一

幻冬舎 2007-06
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 これでもか、というほど実名を並べていて、日本の闇の部分を感じることができて面白い。

 著者が貧しさから這い上がるところや、仕事にのめり込むところ、バブル真摯やヤクザとの交流などの描写は面白いのだが、図らずも善と悪の境目が見えなくなっていることを著者自身が書き出していて、それを理解できないまま今に至っているところに恐ろしさを感じる。

 カーネギーの「人を動かす」にあった、悪人は自分が悪い事をしているということが全くわからない、ということをまさに地で行くのがこの著者だ。被告人を弁護して刑を軽くするためには、ウソも厭わず実行するシーンや、ヤクザとの付き合いなど、枚挙にいとまがない。

 この本ではバブルという異常な時代についてもよくわかるが、一般人である自分からはまるで小説の中の世界のようであり、お金の話は特にリアル感がない。やはりこういう世界にいると色々と麻痺してしまうのだろうか。

 面白い本で読み応えはあるが、読後感は物悲しい感じがする本。

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なかなかおすすめ。

怖い絵怖い絵
中野京子

朝日出版社 2007-07-18
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 20の絵画について、それぞれの怖さについて論評されている。時代背景、宗教的背景、その描き手の背景など、すべてをひっくるめて、それぞれ評を価しているので非常に面白い。筆者の文章力なのか、エクスクラメーションマークが入っているせいなのかわからないが、途中いくらか大げさなような、必要以上に背景を読んでいるような箇所も感じられなくはないが、それを差し引いても十分面白い。

 もともと絵の見方を知らなかった、という人から、絵に色々な意味が隠されていることはわかるけど、そういう解説本ってないよな、と思っていた人まで、多少でも絵に興味のある人には楽しめる。

 ところで絵の解説本といえばこの本。

イメージを読む―美術史入門 (ちくまプリマーブックス)イメージを読む―美術史入門 (ちくまプリマーブックス)
若桑 みどり

筑摩書房 1993-01
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 これまで、絵の関係の本は「イメージを読む」しか読んだ事がなかったが、「怖い絵」は個別に例を出しているところがテンポよく楽しめた。惜しむらくはもっと大きなサイズで、詳細に絵を見たかったこと。ページがまたがって絵の写真が載っているので、間が見えなかったりするのはイマイチ。PCでその絵を探して、表示しながら読むとさらに一層楽しめるかもしれない。

 ちなみに、読了した翌日にBS朝日で「イーゼンハイムの祭壇画」を見て、その激しい写実に息を呑んだ。やはり知識があってから絵を見ると感じ方が違う。そういう意味でも、海外旅行では絵を見に行く、という人にはお勧めの本。プラド美術館で見た絵もこの本にいくつかあったが、もう一度あの絵を見てみたいと思った。

 海外旅行に行ったときにマドリッドやパリでしか絵を見ません、なんていう私と同じような人でも十分に楽しめる一冊。

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 職業の紹介よりも村上龍のエッセイが興味深い

13歳のハローワーク13歳のハローワーク
村上 龍

幻冬舎 2003-12-02
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 タイトルどおり13歳をターゲットにしているのだろうが、大人がパラパラと眺めることでも楽しめる本。各分野の職業を紹介したあと、それぞれの分野に村上がエッセイを書いていて、それがなかなか興味深い。

 個人的に面白かったのは、自身の職業である作家に関する紹介。それから私自身の職業分野であるIT関連のことにページが多く割かれており、その辺りは非常に興味深く読めた。

 「13歳が20歳になるころには」という終章では、IT業界を特集している。伊藤穣一氏と高島宏平氏へのインタビューを7年というスパンで行っているため、興味深く読めた(こういう中期的な視点で書かれた本はなかなかないので)。

 「職業」について初めて考える中学生には良い本。


 2003年11月30日 第一刷

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